タグ: 泣ける話

俺が捨てた折り鶴

元教師のタクシー運転手が、怒鳴り続けた教え子の母親から聞かされた10年後の真実。折り紙に込められた言葉と、すれ違いを超えた祈りの感動短編。…

約束したのは外遊びではない

点滴の針を怖がって泣いていた五歳の子が、うん分かった約束だよ、と言って自分から腕を出しました。外で遊ぶ約束だと、私はずっと思っていました。看護師がシーツを抱えて…

路地に立てかけられた板

和歌山・湯浅の醤油蔵が並ぶ細い路地で、置き忘れたスケッチブックが白い袋と一枚の板に守られていました。軒下に立てかけられた板が四十年前から誰のために置かれていたの…

一の位だけ鉛筆の父の帳面

高校一年の夏に父のがんを知り、八戸の市場に立ち続ける背中を見ていました。父の帳面は一の位だけが鉛筆です。その数字の意味と、最後の一年に父が市場で呼ばれていた名前…