宛先のない手紙

島の郵便局に赴任した私の元へ、毎週金曜日に届かない葉書を書き続ける老人が通っていた。七年前に亡くなった妻への百四十三枚の手紙。届かないと知りながら書き続けた、静…

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走れなかった日から

高校入学直後の事故で走れなくなった幼馴染。言葉をかけられないまま疎遠になった男が、二十年後に整備工場で再会する。トランクの中の二足のシューズが、長い沈黙をほどい…

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夫の茶碗

夫が死んで三年。和菓子屋を一人で守り続けてきた私が、ある朝ずっと使えずにいた夫の茶碗を手に取ると、底に小さな文字が刻まれていた。…

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