タグ: 感動する話

両親への感謝

卒業式のあと、教員が三年生と保護者を視聴覚室に集めて行った最後の授業。目を閉じて親の手を握る数分間に、教室では見せなかった涙があふれました。両親への感謝を、まだ…

母の愛、娘の成長

娘の成長を見つめる振り袖選びの日、表情に乏しかった母の記憶がよみがえる。二十三歳で撮った赤と黒の振り袖の写真、十九歳の病室で母が剥いてくれた林檎、受話器の向こう…

Yさんの日記に残っていた言葉

学費のために札幌のラウンジで働いていた私に、毎週通ってくれた七十歳のYさん。口癖は「うん。そうだね」だけだった。卒業して三年後、娘さんから届いたYさんの日記には…

月に捧げた三度の祈り

七歳で祖父母に預けられた少年は、夜ごと窓辺の月に向かって手を合わせ、命と引き換えの願いを三度口にしました。三度とも叶わなかった祈りの先で、向かいの窓から二度だけ…

補欠だった息子の引退試合

大阪府予選を目の前にした土曜の夜、野球部の息子が22時半を過ぎても帰らない。警察にまで電話をした母が知ったのは、補欠の仲間だけで開かれた引退試合と、洗濯機の前で…

母が折ったページの角

体育のあとの教室で、机の上に切り裂かれた文庫本が置かれていました。いじめのことを、私は母に言えませんでした。友達のいない私に、母が月に一冊だけ本を買ってくれる人…