ガイドブックの赤鉛筆の線
東京に来ないかと誘うたび、母は人ごみが苦手やからと断った。その母の鏡台の引き出しから出てきた十二年前のガイドブックには、浅草にも焼肉屋にも赤鉛筆の線が引いてあり…
続きを読む:ガイドブックの赤鉛筆の線東京に来ないかと誘うたび、母は人ごみが苦手やからと断った。その母の鏡台の引き出しから出てきた十二年前のガイドブックには、浅草にも焼肉屋にも赤鉛筆の線が引いてあり…
続きを読む:ガイドブックの赤鉛筆の線航空自衛隊の厳しさと、絆の深さを語る先輩からの物語。 航空自衛隊は、その名の通り、国の空を守る重要な任務を担う組織だ。 入隊する者は、数々の厳しい試験を乗り越え…
続きを読む:航空自衛隊の物語昔のこと、15歳のときに親のスーパーカブを持ち出した私は、その後の一件を境に、バイクの虜となった。 次々と乗り換えていったバイクたち。そして、幸せな家族との日常…
続きを読む:想い出の贈り物私はファミリーレストランでのひとときを静かに過ごしていました。 目の前のテーブルには、スーツ姿の中年の男性と、鮮やかな制服の女子高生が座っていました。 男性は痩…
続きを読む:遠くて近い二人「お父さんが軽トラで帰っていった姿を見ました。津波にのみ込まれませんように」と祈っていました。 巨大地震と大津波が東日本を襲ったあの日、子供たちは何を見、その後…
続きを読む:震災を生き抜く少年の記録中学1年生のころ、私の身近にはO君という特別な存在がいました。 私たちは深く心を通わせ、漫画やCDの貸し借りを楽しんだり、放課後や週末には図書館で学び合ったりし…
続きを読む:思春期の揺れる心14年も前のこと。 母は亡くなった、癌のせいで。 私たち姉妹は、その事実を知ることなく彼女を見送った。 彼女は私の永遠の尊敬の対象、そして追い続ける理想である。…
続きを読む:母は亡くなった昨年の夏、私は高知を訪れた。 熱波が街を包み、頭がクラクラするほどだった。 R439を目指して進む中、中村市の近くに来た。 そこには、一人の婆ちゃんがビーチパラ…
続きを読む:夏の記憶、婆ちゃんとツトム君がママのお腹にいるとわかったとき、ママの目は涙で溢れていた。 僕が妊娠の報せを聞いたとき、クールに「そうか」と言おうと思っていた。 しかし、その言葉が出る前に…
続きを読む:望まれた存在私が中学三年生だったあの夏、不登校でオタクな女の子との友情が始まりました。 きっかけは担任の先生からの一言でした。 「運動会の練習するから、彼女を呼びに行ってほ…
続きを読む:恩師が繋いでくれた友情かつて、私には愛すべき彼女がいた。 彼女は素直で、容姿も整っていた。しかし周りからは常に皮肉を言われていた。 「あの女と付き合ってるの? お幸せにね」 彼女はあ…
続きを読む:もう一度会いたい妻と娘が一ヶ月前に交通事故で命を落としました。 独りで運転していた車が大破したそうです。 その知らせを受けたとき、私は出張先の根室にいました。 帰るのは一苦労で…
続きを読む:失われた家族ラクリマを応援する
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