パパと呼ばれた日
俺が30歳の時、一つ年下の嫁を貰った。 今の俺達には、娘が三人と息子が一人居る。 長女は19歳、次女は17歳、三女が12歳。 長男は10歳。 こう言うと、 「長…
続きを読む:パパと呼ばれた日俺が30歳の時、一つ年下の嫁を貰った。 今の俺達には、娘が三人と息子が一人居る。 長女は19歳、次女は17歳、三女が12歳。 長男は10歳。 こう言うと、 「長…
続きを読む:パパと呼ばれた日小さな頃から、私と彼はいつも一緒でした。 周りがカップルに間違えるほどの仲でした。 私が彼に恋愛感情を抱いていると気付いたのは、高校3年生の時です。 今思うと、…
続きを読む:当たり前の日常私はその日、両親、妹と住宅展示場に来ていました。 家を新築する予定となり、両親はここのところ住宅展示場巡りをしていました。 私はなかなか予定が合わず、住宅展示場…
続きを読む:同級生との再会私が中学生の時の話です。 当時、私には恋人のような人が居た。 『ような』というのは、付き合う約束はしていたけど、まだ付き合い始めていない状況だったため。 子供な…
続きを読む:抱き締められなかった背中私の家系は少し複雑な家庭で、父と母は離婚して別々に暮らしています。 私は三姉妹の末っ子で、父に会いに行くのも私だけでした。 姉二人なんて、父と十年近く会っていま…
続きを読む:父の唯一の楽しみ耳の聞こえない私の手話には、左右が入れ替わる癖がある。教わった父が、図書館の本と洗面所の鏡だけで覚えたからだ。鏡の前の手話しか知らなかった父の三年間を、私は十七…
続きを読む:鏡の前の手話を直さずにいる父の作業台の抽斗には、売り物にしない蝋細工の膳が、年にひとつずつ増えていた。失敗作だと聞かされていたので、抽斗を開けたのは十三回忌の今日が初めてだ。十七の膳に書…
続きを読む:父は毎年ひとつ蝋細工の膳を作った私のじいちゃんは、私が生まれるまでアルコール中毒だったと聞いた。 酒に酔い潰れ、仕事を休む日も少なくなかったという。 ばあちゃんは何度も離婚を考えたと聞いた。 …
続きを読む:迷惑かけてごめんな彼は肺がんで入院していて、余命宣告されていました。 本人は退院後の仕事の予定も入れ、これからの人生に気力を振り絞っていました。 私と彼は半同棲状態、彼はバツイチ…
続きを読む:例外の入籍手続き岡山・蒜山高原で酪農を営んでいた母は、牛舎のラジオを二十一年ものあいだ、ただの一度も消しませんでした。目を潰されて捨てられ、声を失った猫ナギ。十一年帰らなかった…
続きを読む:鳴かない猫と牛舎のラジオラクリマを応援する
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