泣ける話・感動する実話まとめ|ラクリマ
開けなかった最後の手紙
三年間、海苔の缶の底に眠らせた最後の手紙を、私はようやく開けた。二十歳の雅人が鉛筆まじりの字で書いた便箋の裏には、読めるようになった頃の私への追伸があった。阪神…
続きを読む:開けなかった最後の手紙欲しかったオモチャ
長崎・波佐見の窯場の町で、小学四年だった私は店先のブリキの消防車を盗みました。その年の誕生日、父が押入れの奥の紙袋から出したのは、まったく同じ品でした。底に並ん…
続きを読む:欲しかったオモチャ自衛隊の誇り
公民館の集いで浴びせられた問いに、自衛官の弟は六秒黙ってから短く答えました。熊本・八代のい草農家を舞台に、弟が中学の技術の時間に三度も作り直した振るい板の目盛り…
続きを読む:自衛隊の誇りずっと笑顔で
私には双子の妹がいます。名前はあやか。 私たちはそっくりすぎるほどよく似ていて、両親もたまに間違えるほどです。 でも性格は全く違って、あやかは昔からとても活発で…
続きを読む:ずっと笑顔でわすれられないおくりもの
生まれて初めて、万年筆をくれた人がいました。 私はまだ小学4年生で、使い方も知りませんでした。 万年筆をくれたので、その人のことを『万年筆さん』と呼びます。 万…
続きを読む:わすれられないおくりもの勇気をくれた少年
5年前、15歳の春。 私が訪れたのは、宮城県気仙沼市、震災から4年後のことだった。 少しずつ復興が進み、新しい建物が建っているところもある。 そんな光景を見なが…
続きを読む:勇気をくれた少年可愛い一人娘
この前、一人娘が嫁に行った。 目に入れても痛くないと断言できる一人娘が嫁に行った。 結婚式で「お父さん、今までありがとう。大好きです」と言われた。 相手側の親も…
続きを読む:可愛い一人娘島田先生の髪が短くなった日
祖母の鏡台には、三センチまで削って止まった鉛筆が一本あります。戦後まもない教室で、島田先生の髪が腰まであった理由と、それが一晩で短くなった朝のこと。教壇に置かれ…
続きを読む:島田先生の髪が短くなった日幸せをありがとう
「いっぱいの幸せをありがとう。 私は幸せ者だ。 だって最期にあなたの顔を見られたから。 これも日頃の何とやらなのかな?」 病室のベッドで手を握りながら彼女は言う…
続きを読む:幸せをありがとうアイスクリーム
中学3年生の頃、母が死んだ。 俺が殺したも同然だった…。 ※ あの日、俺が楽しみに取ってあったアイスクリームを、母が弟に食べさせてしまった。 学校から帰り冷凍庫…
続きを読む:アイスクリーム先生がくれた宝物
私がその先生に出会ったのは中学一年生の夏でした。 先生は塾の英語の担当教師でした。 とても元気で、毎回楽しい授業をしてくれました。 そんな先生の事が私はとても大…
続きを読む:先生がくれた宝物ラクリマを応援する
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