カテゴリー: 子供

子供の言葉は、まっすぐで、予想もしないところを突いてきます。子供にまつわる泣ける話には、純粋さと愛情と、親としての涙があります。子育て中の方にも、子供だったあなたにも、ぜひ読んでほしい短編です。

手話で結ぶ絆

私たちの娘は3歳で、ほとんど聞こえません。 その現実を知った日、私と妻はただただ涙に暮れました。繰り返し泣きました。 難聴という言葉が娘を別の世界の生き物に見せ…

パパと綴られた手紙

私が30歳になった年、ひとつ年下の彼女と結婚しました。 今、私たちには、娘が三人、息子が一人います。 長女は19歳で、次女は17歳、三女は12歳。 そして、長男…

空を見れば

私は昨日、小学4年生の子から一通の手紙を受け取りました。 「先生、僕のお母さんに元気をもらってほしいんです。プレゼントをあげたいけれど、お小遣いは329円しかあ…

望まれた存在

君がママのお腹にいるとわかったとき、ママの目は涙で溢れていた。 僕が妊娠の報せを聞いたとき、クールに「そうか」と言おうと思っていた。 しかし、その言葉が出る前に…

失われた家族

妻と娘が一ヶ月前に交通事故で命を落としました。 独りで運転していた車が大破したそうです。 その知らせを受けたとき、私は出張先の根室にいました。 帰るのは一苦労で…

娘から神様への手紙

私の4歳の娘が、字を教えて欲しいと頼んできました。 どうせすぐに飽きるだろうと思っていましたが、毎晩教えていました。 ある日、娘の通っている保育園の先生から電話…

パパの一時間はいくら

プログラマーの父は、今日も仕事で疲れ切って遅い時間に帰って来た。 すると、彼の5歳になる娘がドアのところで待っていたのである。 彼は驚いて言った。 「まだ起きて…

娘の結婚式だった

先週、娘の結婚式だった。 私も娘も素直な性格ではないので、ろくに会話を交わすこともなく結婚前夜が過ぎた。 結婚式当日は、娘を直視できなかった。 バージンロードで…

娘からの愛情弁当

俺は高校まで都立でずっと給食だったし、大学のお昼も学食やコンビニで済ませていた。 母親の手作り弁当の記憶など、運動会か遠足くらいだ。記憶が遠過ぎて覚えていない。…

覚えたてのひらがな

ある日、妻が長女をこっぴどく叱っていた。 私「キョーコが何かしたのか?」 妻「私の車を釘みたいなもんでひっかいとるとよ!」 私「何でそんなことしたん?」 と聞く…

寂しい音

ある書道の時間のことです。 教壇から見ていると、筆の持ち方がおかしい女子生徒が居ました。 傍に寄って「その持ち方は違うよ」と言おうとした私は、咄嗟にその言葉を呑…

とおしゃん

今日、息子が俺の事を「とおしゃん」と呼んだ。 成長が遅れ気味かもしれないと言われていた子で、言葉も覚えるのも遅かったから、あまりの嬉しさに涙が出た。 「嫁か息子…

一緒に生きる覚悟

妻が亡くなる前、闘病の際に「私が死んでも泣かないで」と娘二人は言われていました。 それから数日後、妻は息を引き取りました。 通夜の晩は私が会場で妻に付き添うこと…