タグ: 短編

返ってきたお守り

別れの翌朝、郵便受けに入っていたお守りと短い手紙。彼女がお守りを返してきた本当の理由を、俺は半年後に知った——静かに胸に沁みる悲しい恋愛の話。…

員数の紙が一枚増えた朝

山口・宇部の整備士訓練センターで、同期の一人が退所になった秋のこと。三十九人が指を切って押した血判状は届かず、翌週から員数点検の紙が一枚だけ多くなりました。十四…

カレンダーの裏に増えたリボン

富山・氷見のグループホームで働いて七年目の冬、二十人の入居者の方々から私あてに大きな花束が届いた日のこと。集会室のカレンダーの裏に八重さんが留めていた十四本のリ…