タグ: 再会

硝子職人と海色の浮き玉

硝子職人の私を唐突に振った幼馴染の凛子。半年後、妹からの電話で知った真実は、重い病でひとり身を引いた、彼女の優しい嘘だった。海色の浮き玉に祈りを込めて、彼女のも…

桜を綴じた最後の手紙

昭和の城下町で時計店を継いだ男と、北の港町へ移っていった人。季節の押し花を挟んだ文通は七年目の春に途絶え、誤解を抱えたまま二十数年が流れた。出されることのなかっ…

恩師の体温計

戦後すぐの山あいの貧しい村で病弱だった私の脇に、恩師の体温計を毎日挟みに来てくれた矢島先生。四十年後、記憶を失い私を忘れた先生に、私は同じ体温計で五分の検温を続…

届かない手紙の宛先

不器用な父との別れと、年月を超えて届く一通の絵葉書を描く感動の短編。新潟の雪深い古書店『松露堂』を舞台に、店主と詩集を借りる中年男性が紡ぐ、家族の和解の物語。届…

俺が作った足で歩いてくれ

飛騨高山に赴任した義肢装具士の洋介は、担当患者の中に幼馴染の春子を見つけた。中学時代に傷つけた言葉をずっと謝れなかった男が、技術という誠意で届けた泣ける話。…