最初で最後のラブレター

公開日: 夫婦 | 家族 | 心温まる話 | 祖父母

ベンチに座る老夫婦(フリー写真)

脳梗塞で入退院を繰り返していた祖父。

私たち家族は以前からの本人の希望通り、医師から余命があと僅かであることを知らされていたが、祖父には告知しないでいた。

「元気になって、またみんなで楽しく暮らそうね」

それは祖父を見舞った際の合い言葉のようでもあった。

祖父の一周忌が過ぎた頃、父が祖母に一通の手紙を手渡した。祖母の心の落ち着きを待ってのことだった。

衰弱し震える手で書かれた文字は、書道で師範格であった祖父が書いたとは思えないほど弱々しかったが、文面から感じられる優しさや慈しみが祖父のそれであった。

『おばあちゃん元気 ともに過ごした時間は永いようで短い50年でしたね また機会があればいっしょに暮らしたいものです』

祖父が書いた最初で最後のラブレターである。

夕日と夫婦(フリー写真)

どうしてですか(゚Д゚)ゴルァ!

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花束(フリー写真)

大切なあなたに花束を

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桜(フリー写真)

天国のお父さんへ

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セイコーマート(フリー写真)

小さな子供達の友情

俺はセイコーマートで働いて三年目になる。 いつも買い物に来る小さな子の話を一つ。 その子は生まれつき目が見えないらしく、白い杖をついて母親と一緒に週二、三度うちの店を訪れる…

手を繋ぐカップル(フリー写真)

幸せの在り処

もう五年も前になる。 当時無職だった俺に彼女が出来た。 彼女の悩みを聞いてあげたのが切っ掛けだった。 正直、他人事だと思って調子の良いことを言っていただけだったが、彼…

トイレ(フリー写真)

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以前、大きな病院に通院していました。 ある日、男子トイレの洋式の方に入って座ると、ドア裏に小さな落書きがあったのです。 『入院して二ヶ月 治らない もうだめだ』 ※ そ…

恋人同士(フリー写真)

がんばろうや

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イチゴのショートケーキ(フリー写真)

イチゴショートと女の子

俺がケーキ屋で支払いをしていると、自動ドアが開いて、幼稚園児くらいの女の子が入って来た。 女の子は一人で買い物に来たらしく、極度の緊張からか、頬を赤く染め真剣な眼差しで店員に …

手編みのマフラー(フリー写真)

オカンがしてくれたこと

俺の家は貧乏だった。 運動会の日も授業参観の日さえも、オカンは働きに行っていた。 そんな家だった。 ※ そんな俺の15歳の誕生日。 オカンが顔に微笑みを浮かべて、…

教室(フリー写真)

虐めから守ってくれた兄

中学生の頃、学校で虐めに遭っていた。 教室に入る勇気が無く、いつも保険室に通っていた。 虐めの事は家族にも言っていない。 ただ私の我儘で保険室に通っているだけ。そんな…