変わらずそばに

カップル

事故に遭い、足が不自由になってしまいました。車椅子がなければ外に出ることも、トイレに行くこともままなりません。多くの友人が去っていきましたが、彼だけは事故前から変わらずにそばにいてくれました。

私は時に彼に八つ当たりをしてしまいました。物を投げつけたり、辛辣な言葉を浴びせたり、自ら命を絶とうとさえしました。自分がこの世で一番不幸だと感じていたのですが、彼は決して離れることなく、リハビリや日常の介助をしてくれました。引きこもりがちな私を外に連れ出し、新たな空気を吸わせてくれました。

ある日、私たちは食事に出かけました。偶然彼の友人たちと会い、彼らの誘いで相席することになりました。彼らは笑いながら話し掛けてきました。「まだ付き合ってたんだね」「面倒くさくない?」「新しい彼女を作った方が…」「セッ○スもできないんじゃない?」などと言われました。彼は一瞬、「うん、そうだな」と答えました。その瞬間、私の心は沈み、涙がこぼれました。

しかし、彼は続けて、「迷惑だとか、新しい彼女が欲しいとか、一度も思ったことがないんだ。お前らの基準がセッ○スかどうかなら、寂しいよ。足が不自由だろうが、彼女は彼女だ。俺はこれからもずっと一緒にいる」と言いました。そして、食事代を払い、「行こう」と私を連れ立って店を出ました。

外に出た彼は、優しく笑いかけながら、「もう泣くなよ」と言いました。その時、私はこの人に出会えてよかったと心から感謝しました。私は本当に幸せだと感じました。

彼の言葉は、強い優しさとは何かを教えてくれました。弱い優しさではなく、大切な人を守るためには強さが必要だと。もし大切な人が傷つけられたなら、躊躇せず全力で守ってほしいと願います。

泣ける話・感動する実話まとめ|ラクリマ

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