あなたの腕に抱かれて
娘を背に、小さな日の丸の旗を振って、あなたを見送ってから―― もう、半世紀が過ぎてしまいました。 たくましいあなたの腕に抱かれたのは、ほんの、ほんのつかの間でし…
娘を背に、小さな日の丸の旗を振って、あなたを見送ってから―― もう、半世紀が過ぎてしまいました。 たくましいあなたの腕に抱かれたのは、ほんの、ほんのつかの間でし…
昨日の朝、女房と喧嘩をした。いや、喧嘩なんてもんじゃない。酷いことをしてしまった。 原因は、前の晩の夜更かし。寝不足で不機嫌なまま起きた俺の、最悪の寝起きだった…
俺が結婚したのは、20歳のときだった。 相手は1歳年上の妻。学生結婚だった。 二人とも貧乏で、先の見えない毎日だったけれど、それでも毎日が幸せだった。 ※ 結婚…
家内を亡くしました。 お腹には、二人目の子どもがいました。 その日、彼女は病院へ向かうため、タクシーに乗っていました。けれど途中で、居眠り運転のトラックと正面衝…
先日、亡くなった妻のガラケーの情報を引き出してもらった。 きっかけは、何気なく立ち寄った携帯ショップで見かけた「古い携帯のデータ復旧」の広告だった。 ※ 思い返…
結婚して五年目、ようやく待ちに待った子どもが生まれた。 抱きしめた瞬間、涙があふれ、世界で一番の宝物だと思った。 二年が経ち、子どもに障害があることが判明した。…
俺と嫁は、高校のときからの付き合いだった。きっかけは、同じ委員会に所属したことだった。 高校の文化祭で、俺と嫁は同じ仕事を任され、準備から後片付けまで約一ヶ月間…
昨夜、俺は嫁とケンカをした。 きっかけは本当に些細なことだった。 小学2年生になる娘の○美が、突然バイオリンを習いたいと言い出したのだ。 嫁は嬉しそうに言った。…
先日、ふと嫁の日記を盗み読みしてしまった。 何気なく手に取ったその日記に書かれていたのは、嫁が普段、昼ごはんに納豆ご飯やお茶漬けしか食べていないという事実だった…
私が子供の頃から、近所に住むご夫婦に可愛がられて育ちました。その夫婦には子供がおらず、私は幼いころから特別な存在でした。 おじさんは土建屋の事務員で無口な人です…
嫁がお風呂に入っている間に、つい彼女の携帯を見てしまった。 メールボックスには、私が送った些細な内容のメールばかりが溢れていた。 しかし、あるフォルダを開くと、…
「もう死にたい…。もうやだよ…。つらいよ…」 妻は産婦人科の待合室で、人目もはばからず泣いていました。 前回の流産の時、私の妹が妻に言った無神経な言葉が忘れられ…
福岡市の臨海地区にある総合病院。周囲はクリスマス商戦で賑わっていましたが、病院の玄関には大陸からの冷たい寒気が吹き込んでいました。 そんな夕暮れ時、心肺停止状態…
妊娠と同時に、夫の癌が発覚しました。彼は子供の顔を一目見るまで頑張ると決心していましたが、残念ながら間に合いませんでした。夫が亡くなってからは、私一人で息子を育…
彼は肺がんで入院し、余命宣告されていました。 本人は退院後の仕事の予定を立て、これからの人生に気力を振り絞っていました。 私と彼は半同棲状態で、彼はバツイチで大…
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