重なる運命のメッセージ

手繋ぎ

彼と彼女は、いつものツタヤの駐車場で待ち合わせをしました。お互いに重要な話があり、緊張しながら集まった二人は、メールで心の内を伝え合うことにしました。

彼は重い告白をしました。「俺はガンになった。残された時間は多分一年だ。お前のことは本当に愛してる。これまでの幸せは計り知れない。結婚の夢は叶わないかもしれないが、お前が最後の恋人で本当に幸せだった。」

彼女からの返信は驚きの告白でした。「実は私、妊娠してるの。私たちの夢をすぐにでも実現させてみない?お金はないけど、一緒なら大丈夫。プロポーズしてくれるなら待ってる。子供を産んで、3人で幸せになろう。」

お互いのメールを読んだ後、彼女は優しく笑い、言いました。「私たち、似てるね。残された一年でも、最高の時を過ごそう。残りの一年を、最高の思い出で満たそう。」

二人は互いの運命を受け入れ、一緒に立ち向かうことを誓いました。最後の一年を、愛と希望で満たされた時間にするために。


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