十七年後のボタン
十七年前、文化祭で落としたカーディガンのボタン。拾ってくれた隣の席の彼は、返さないまま卒業した。薬剤師になった私の前に、あの日のボタンが届くまでの物語。…
十七年前、文化祭で落としたカーディガンのボタン。拾ってくれた隣の席の彼は、返さないまま卒業した。薬剤師になった私の前に、あの日のボタンが届くまでの物語。…
温泉街で偶然見つけた懐かしい楽器店。二十年の時を隔てて、あのジャズの音が再び鳴っていた。…
雨の夜、団地の公園で傘もささず立ち尽くす少年を目撃した。一晩中動かなかった少年の正体を知り合いから聞いたとき、胸が締めつけられた。…
写真家である俺が、港町で元恋人と再会した。不器用さから別れた二人を繋ぐ古い鍵。失ったものと、残されたものの物語。…
別れの翌朝、郵便受けに入っていたお守りと短い手紙。彼女がお守りを返してきた本当の理由を、俺は半年後に知った——静かに胸に沁みる悲しい恋愛の話。…
十年前、彼女は突然電話を切って、そのまま姿を消した。理由も聞けないまま月日が過ぎ、タクシー運転手になった私は、ある夜、偶然すべてを知ることになった。…
写真家として旅を続ける俺のもとに、幼馴染・亜季の母から荷物が届いた。中には一冊の日記と、俺が湖畔に落としたあの眼鏡が——。涙が止まらない感動の短編。…
高校時代、毎日同じ電車で隣に座っていた後輩の女の子。告白できぬまま別れて十年以上が経ったあと、俺が知ったこと。…
小学校の頃、私はいじめられていた。 消しゴムを勝手に使われた。 腹が立って「やめて」と言った。 相手は、学年のボスみたいな女子だった。 その瞬間から、クラスの空…
俺には、三年付き合った彼女がいた。 二年前のある日、その彼女が事故に遭った。 俺と会う約束をしていて、青信号を急いで渡ったところを、右折してきた車にはねられたら…
その夜は、付き合って三年目の記念日でした。 彼は手料理を用意して、私の帰りを待っていてくれました。 ※ けれど私は、仕事が長引いてしまい、約束の時間に帰れません…
私の命は、まもなく静かに尽きます。 不思議と、恐れはありません。 ただ、あなたが大丈夫かだけが心配です。 恋愛ドラマで私より先に泣いていたあなたを、置いていくこ…
昨日、恋人が死んだ。 長い闘病の末、静かに息を引き取った。 通夜が終わり、病院に残っていた荷物を取りに行った時、その中に、俺宛ての手紙が入っていた。 白い封筒。…
文章に自信はないけれど、少しだけ私の話を聞いてください。 二十四歳のとき、私は人生のどん底にいました。 六年付き合い、婚約までしていた彼に裏切られたのです。相手…
彼女とは、バイト先で出会った。 年上の彼女は、入った時からどこか気になる存在だった。 「付き合ってる人は居ないの?」 「居ないよ…彼氏は欲しいんだけど」 「じゃ…
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