カテゴリー: 恋愛

十七年後のボタン

十七年前、文化祭で落としたカーディガンのボタン。拾ってくれた隣の席の彼は、返さないまま卒業した。薬剤師になった私の前に、あの日のボタンが届くまでの物語。…

雨に溶けた涙

雨の夜、団地の公園で傘もささず立ち尽くす少年を目撃した。一晩中動かなかった少年の正体を知り合いから聞いたとき、胸が締めつけられた。…

返ってきたお守り

別れの翌朝、郵便受けに入っていたお守りと短い手紙。彼女がお守りを返してきた本当の理由を、俺は半年後に知った——静かに胸に沁みる悲しい恋愛の話。…

電話を切った夜

十年前、彼女は突然電話を切って、そのまま姿を消した。理由も聞けないまま月日が過ぎ、タクシー運転手になった私は、ある夜、偶然すべてを知ることになった。…

許しの行き先

小学校の頃、私はいじめられていた。 消しゴムを勝手に使われた。 腹が立って「やめて」と言った。 相手は、学年のボスみたいな女子だった。 その瞬間から、クラスの空…

10分後の別れ

その夜は、付き合って三年目の記念日でした。 彼は手料理を用意して、私の帰りを待っていてくれました。 ※ けれど私は、仕事が長引いてしまい、約束の時間に帰れません…

愛する人を失っても

昨日、恋人が死んだ。 長い闘病の末、静かに息を引き取った。 通夜が終わり、病院に残っていた荷物を取りに行った時、その中に、俺宛ての手紙が入っていた。 白い封筒。…