本当に価値がある存在

| 子供 | 家族 | 心温まる話 | 長編

君がママのお腹に居ると判った時、ママは涙ぐんでいた。 妊娠したと聞いて僕は、 「おーそうか」 なんて冷静に言おうとしたけど、すぐに涙が出たんだ。 決して口に…

続きを読む

天国のお父さんへ

| 心温まる話

幼くして父親を亡くした女の子が、小学校に入学する頃のことでした。 周りの子はみんな、親から買ってもらった赤いランドセルを背負って通学していました。 しかし、…

続きを読む

最期の見送り

もう数年前の話。 私が小学5年生の時に、ラブラドールを飼った。 母はその犬に『サーブ』と名付けた。 ※ 飽き性だった私は、散歩も父に任せきになり、餌やり当番…

続きを読む

私を大学に通わせてくれた母へ

あなたは私を産むまでずっと父の暴力に苦しんでいましたね。 私が産まれた時、あなたは泣きながら喜んだそうですね。 私が一才の誕生日に、借金を抱えたまま父が自殺…

続きを読む

兄妹の金魚すくい

俺が打っている店(金魚すくい)に、兄妹と思われる7歳ぐらいの女の子と、10歳ぐらいの男の子がやって来た。 妹は他の子供たちが金魚すくいをしているのを興味津々…

続きを読む

女の子を庇うため

| 心温まる話

中学一年の時のこと。 授業中に隣の席の女の子がおしっこを漏らしていました。 女の子の席は一番後ろの端だったので、他には誰も気が付いていない様子。 僕はおもむ…

続きを読む

父への反抗期

これは反抗期の頃の話なのだけど、今でも忘れられない。 幼い頃からずっと片親で育って来た私は、父親と二人暮らしをしていた。 父は友達や親戚から見ても、誰から見…

続きを読む

最愛の妻が遺したもの

先日、小学5年生の娘が何か書いているのを見つけた。 それは妻への手紙だったよ。 「ちょっと貸して」 と言って内容を見た。 まだまだ汚い字だったけど、妻への想…

続きを読む

お母さんありがとう

昨日、午前4時22分に母が亡くなった。 風邪ひとつ引かない元気な母だった。 僕が幼稚園に入る頃には、もう父は居なかった。 借金を作って逃げたらしい。 母は早…

続きを読む

才能の代わりに

| 心温まる話

小学生の時、少し知恵遅れのA君が居た。 足し算、引き算などの計算や、会話のテンポが少し遅い。でも、絵がとても上手な子だった。 彼はよく空の絵を描いた。抜ける…

続きを読む