ランドセルの色
十一年ぶりに兄と再会したのは、娘のランドセルを選ぶ店だった。ずっと言えなかった「ありがとう」が、冬の光の中でゆっくりとほどけていく。…
十一年ぶりに兄と再会したのは、娘のランドセルを選ぶ店だった。ずっと言えなかった「ありがとう」が、冬の光の中でゆっくりとほどけていく。…
十五年前に家を出た弟が、雪の日に蕎麦屋を訪ねてきた。手にしていたのは父の形見の砥石。蕎麦職人の兄が弟の打つ蕎麦を食べたとき、父が最後に伝えたかったことを知る。…
八年前に決裂した兄弟が、湖畔のペンションで偶然の再会を果たす。父の古いダッフルコートと、欠けたトグルボタンが繋ぐ、不器用な兄弟の物語。…
美大志望だった兄が絵日記をやめた理由。薬剤師の弟が十五年ぶりに兄の薬局を訪れ、壁の水彩画と最後のページが教えてくれた真実に涙する、兄弟の和解の物語。…
毎年十二月に届いていた弟からの手編みマフラー。今年は届かなかった。看護師の姉が遺品整理で見つけた手紙に、弟が三年間黙っていた理由が綴られていた——切なくも温かい…
北海道の漁村で写真家として生きた兄が、病気を隠しながら手帳に書き続けていたこと。遺品を整理する中で見つけた手帳と、最後に残された手紙——静かに心に染み入る感動の…
下町の工務店で逝った兄の遺品から見つかった手帳の走り書き。古いスマートフォンに残された27件のボイスメモに、介護士の妹に伝えられなかった言葉が静かに残されていた…
四十一歳で逝った兄が遺したハーモニカ。紙片に書かれたURLを開くと、そこには兄の声が——病気を隠し続けた理由と、最後の約束が込められた感動の短編。…
こんにちは。 11年後の君です。 儲け話も、これから出会う誰かの名前も、今は教えません。 代わりに、もっと大事なことだけを渡します。 ※ 明日、弟が亡くなります…
中学時代、俺は目の前で幼馴染の親友を事故で失った。 あまりに突然で、あまりに現実離れしていて、受け止めることができなかった。 その日から俺の心は壊れ、少しずつ狂…
俺の妹さ、俺が17の時に死んだんだよ。今からもう、8年前のことになる。 まだ6歳だった。 末っ子でさ、家は男兄弟ばっかだったから、兄貴も弟も、そりゃあ猫かわいが…
私が2歳、兄が6歳のとき、両親は離婚した。 その頃の記憶はほとんど残っておらず、「お父さんがいない」ことすら、特に気にした覚えもない。 やがて私が小学生に上がる…
ファミレスで仕事をしていたときのことです。 隣のテーブルに、三人連れの親子が座りました。 若作りした茶髪のお母さん、中学一年生くらいの男の子、そして小学校低学年…
十年前、私が金魚すくいの店を営んでいた時のことです。 ある日、7歳くらいの女の子と10歳くらいの男の子が兄妹で来店しました。妹は他の子供たちが金魚すくいを楽しん…
ある家庭に、脳に障害を持つ男の子が生まれました。彼の名前は兄。何年か後、次男が生まれました。幼いころの弟は兄との喧嘩の度に「兄ちゃんなんて、バカじゃないか」と言…
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