ずうずうしい野良猫

公開日: ペット | 心温まる話 |

昼寝中の猫(フリー写真)

お悩み相談

Q. 通って来る野良猫が大変ずうずうしく、困っています。

始めは家の外でみゃーみゃー鳴いて飯をねだる程度だったのですが、この寒空の下では辛かろうと一度玄関に泊めたのが運の尽き。

それからは飯をねだるだけでなく、毎日家の中に入って来て、6kg の巨体でホットカーペットを占領するようになりました。

野良の分際で、根が生えたようにホカペから離れず、家人が部屋のドアを開け閉めすれば寒いと鳴き、部屋から人が居なくなれば誰か来いと鳴き、人が来たら来たで撫でろと鳴き、更には膝に乗せろと要求する始末。

それでいて、自分が外に出たい時にはとっとと窓際へ行き、夜中だろうが家人が寝ていようが、窓を開けるまでおらび倒します。

こやつ、一度私に取っ捕まって去勢手術されたのですが、拉致して痛い思いをさせた相手の前だと言うのに腹を出して寝ている姿を見ると、野良としての矜持はどうしたと小突きたくなります。

どうすれば良いでしょうか。

A. あなた以外はみんな気付いていると思いますが、その猫は野良猫ではなく、あなたの飼い猫です。今まで通り、優しく世話してあげてください。

関連記事

電車の車内(フリー写真)

みんな同じ

俺の娘は今年、4歳になる。 嫁は娘を生んですぐに家を飛び出したので、子供には母親の記憶は無い。 今まで母親のことはあまり話題にせず避けて来たのだが、この間ちょっと考えさせら…

プリン・ア・ラ・モード(フリー写真)

誕生日会と親友

僕が小学4年生の時、10歳の誕生日会を開くことになった。 土曜日に仲の良い友達みんなに声を掛けた。 「明日来てくれる?」 みんなは、 「うん!絶対行くよ!」 …

猫(フリー写真)

父を護衛する猫

父が突然亡くなった。 うちの猫のみぃは、父の行く先行く先に付いて行く猫だった。 「こいつはいつも俺の後を付いて来るんだ。俺の護衛なんだ」 と父は生前、少し自慢気に言っ…

クリスマスプレゼント(フリー写真)

サンタさんから頼まれた

※編注: このお話は、東日本大震災発生から5日後の3月16日に2ちゃんねるに書き込まれました。 ※ 当方、宮城県民。 朝からスーパーに並んでいたのだが、私の前に母親と泣きべそ…

駅のホーム

旅で得た千円札

学生時代、ほとんどお金を持たずに貧乏旅行に出た私。帰りの寝台列車の切符を買ったら、残金はわずか80円になってしまった。食事をしていないのは丸一日、家に着くまではまだ36時間以上ある。…

薔薇の花(フリー写真)

せかいでいちばんのしあわせ

私が幼稚園の時に亡くなったお母さん。 当時、ひらがなを覚えたての私が読めるように、ひらがなだけで書かれた手紙を遺してくれた。 ※ みいちゃんが おかあさんのおなかにやってきて…

公園のベンチ(フリー写真)

出会いの贈り物と感謝の気持ち

私の名前は佐々木真一、中学3年生です。 ある日のこと、私は学校から帰ると家の前に見知らぬ男性が立っていました。 その男性は私に向かって微笑みながら手を振り、名前を呼びまし…

桜

母の愛、娘の成長

中学2年生の夏から一年間入院し、その後の人生は自立への道だった。 高校受験、下宿生活、卒業後の就職、そして結婚。 家族への連絡は少なく、ホームシックを感じることもなかった…

バス停(フリー写真)

親切な彼女

バスで二人座席に座っていた学生風のカップル。 車椅子の人が乗ろうとした途端、彼女の方がすっと立ち上がって、彼氏に荷物を渡し、運転手が車椅子を乗せるお手伝いをしていた。 その…

裁縫(フリー写真)

妹に作った妖精衣装

俺には妹が居るんだが、これが何と10歳も年が離れている。 しかも俺が13歳、妹が3歳の時に母親が死んでしまったので、俺が母親代わり(父親は生きているから)みたいなものだった。 …