カテゴリー: 友情

友達のことを、大人になってから改めて思い出すことがあります。一緒に笑ったこと、支えてもらったこと、気づかずに傷つけてしまったこと。友情にまつわる感動する話——友達のありがたさを改めて感じさせてくれる短編をまとめました。

虐め

友達が自殺した。 理由はよくある『虐め』。 俺は気付いていた。 友達が虐められてたことには気付いていた。 でも自分までそうなるのが嫌だったから、最後は他人の振り…

最後の日記

小学校の時、虐められていた。 消しゴムを勝手に使われたので怒ったら、相手が学年のボス格の女子。 それ以来、クラスから無視された。 それが中学に入っても変わらず、…

小さな子供達の友情

俺はセイコーマートで働いて三年目になる。 いつも買い物に来る小さな子の話を一つ。 その子は生まれつき目が見えないらしく、白い杖をついて母親と一緒に週二、三度うち…

クロベーの笑顔

俺が小学生の頃の話。 同じクラスに黒田平一(仮名)、通称クロベーというやつが居たんだ。 クロベーの家は母子家庭で、母親とクロベーと弟の3人暮らしだった。 クロベ…

封を切らなかった誕生日の夜

右手を失った友人は、ゲームに誘うたびに同じ言葉で断りました。ベッドの下の雑誌は背表紙が奥を向いていて、私はそれを隠しているのだと十四年のあいだ思い込んでいたので…

たくちゃん

その人は一個上の先輩で、同級生や後輩からも『たくちゃん』と呼ばれていた。 初めて話したのは小学校の運動会の時。 俺の小学校は、全学年ごちゃ混ぜで行われる。俺は青…

初めての親友

中学3年生の夏。私に不登校でオタクな女の子の友達が出来た。 切っ掛けは些細なことだった。担任の先生が、 「運動会の練習をするから、△△ちゃんを呼びに行って!」 …

ぽっけ

「このぽっけ、すごいねんで!!(`・ω・´)三3ムフー!!」 そう言って幼稚園の制服のポケットをパンパン叩いていた友達Aの息子。 ポケットにはハンカチ、ティッシ…

もう一回出来るよ

今日、ゲーセンで人のプレイを見物していたら、カプエス台(※注1)に小学生らしき子が乱入していた。 波動拳も知らないようで、ひたすらガチャプレイ。 ガードもままな…

兄が彫り続けた歩

山形の将棋駒工房で、脳に障害のある兄は三十年ただ歩だけを彫り続けました。父の帳面に残された一行の日付と、裏の字だけが深く彫られた三千枚の駒。守っているつもりで、…