タグ: 単身赴任

父が三十年彫り続けたもの

木箱で届いた帆船模型。単身赴任を続けた父が、三十年彫り続けたもの。沖縄の離島で三年ぶりに再会した息子は、帆船の船底に刻まれた二十数年分の「ただいま」を見つけます…

パパのいるあした

単身赴任で娘と離れ、毎晩ビデオ通話をしていた父親。娘は毎晩「あしたかえってくる?」と聞き続けました。壁に増えていく棒人間の絵と、帰宅した夜に娘が口にした「パパの…

ガイドブックの赤鉛筆の線

東京に来ないかと誘うたび、母は人ごみが苦手やからと断った。その母の鏡台の引き出しから出てきた十二年前のガイドブックには、浅草にも焼肉屋にも赤鉛筆の線が引いてあり…

母のガイドブック

単身赴任先の横浜へ何度誘っても来なかった母。四十九日の夜、簞笥の奥から見つかった母のガイドブックには、赤鉛筆の線と「息子と」の三文字が並んでいました。言えなかっ…