祖母の紙芝居と最後の一枚
紙芝居師の私が、祖母の形見の木箱から見つけたのは、端の焦げた朝顔の絵。その裏には、空襲で戻らなかった幼い弟の名前が、震える字で記されていた。祖母の紙芝居が六十年…
紙芝居師の私が、祖母の形見の木箱から見つけたのは、端の焦げた朝顔の絵。その裏には、空襲で戻らなかった幼い弟の名前が、震える字で記されていた。祖母の紙芝居が六十年…
心温まる感動の泣ける話。四国の和紙の町ででくのぼうと呼ばれた少年が、震える手で描いた一匹の金魚。旅の紙芝居屋は、その絵札を生涯いちばん上に置き続けた。四十年後の…
祖父の遺品整理で見つけた、手描きの紙芝居三十七枚。最後の一枚だけが未完で、そこに描かれていたのは白衣を着て顕微鏡を覗く私自身の姿だった——茨城の里山と平成初期の…