彼女が遺した最後の手紙
大学時代から続いた三人の友情。病室で亜紀が書き残した最後の手紙には、結婚届のことと、私に宛てた思いがけない言葉が綴られていた。缶コーヒーの輪じみが語る、友情と愛…
大学時代から続いた三人の友情。病室で亜紀が書き残した最後の手紙には、結婚届のことと、私に宛てた思いがけない言葉が綴られていた。缶コーヒーの輪じみが語る、友情と愛…
浜松の佐鳴湖のそばで飼われていた柴犬のきなこ。友人の彩は中学二年の秋から、真夏でも右の袖だけを下ろすようになりました。十年後、きなこが亡くなった晩に見せてもらっ…
熊本・山鹿の灯籠師だった友人は、電話をかけると必ず三回目のコールで出ました。半年に及ぶ入院のあいだ一度も見舞いに行かなかった私が、遺品整理の日に古いマグカップを…
右手を失った友人は、ゲームに誘うたびに同じ言葉で断りました。ベッドの下の雑誌は背表紙が奥を向いていて、私はそれを隠しているのだと十四年のあいだ思い込んでいたので…