彼が明日と言った踵のゴム
踵のゴムを替えて――彼はそう言って明日と笑い、明日は来なかった。義肢装具士の私が二十八年抱えた泣ける話。告別式でひとことも言葉をくれなかった彼の母と、二十八年後…
踵のゴムを替えて――彼はそう言って明日と笑い、明日は来なかった。義肢装具士の私が二十八年抱えた泣ける話。告別式でひとことも言葉をくれなかった彼の母と、二十八年後…
二十五年前、松葉杖の同級生に「邪魔くさい」と言ってしまった義肢装具士。赴任先の飛騨高山で、担当患者としてその名を見つけます。春子の母から渡された菊の手ぬぐいは、…
義肢装具士の俺が二十年前に作った義足を、あの日の女の子が工房に持ち帰ってきた。「また、ウサギを彫ってください」——見えない場所で誰かの人生を変えていた、静かな感…