水曜の朝の青い弁当箱
転校してきた花ちゃんが「お家に弁当がなかった」と言った日から、私は毎朝もう一仕切り多く詰めるようになりました。十年使っている青い弁当箱と、盛岡の実家の米びつに入…
転校してきた花ちゃんが「お家に弁当がなかった」と言った日から、私は毎朝もう一仕切り多く詰めるようになりました。十年使っている青い弁当箱と、盛岡の実家の米びつに入…
「なつき、宿題したか」としか言えない不器用な父が、担任の言葉で知った。娘は毎朝、父の安全帯に息を吹きかけていた。朝のおまじないに込められた「転ばないで」という祈…