十文字より短い母のメール
愛媛・今治のタオル工場で検反をしていた母から届いたメールは、六年分の八十七通がすべて十文字より短いものでした。不登校だった娘のために、母は文字を削り続けていたの…
愛媛・今治のタオル工場で検反をしていた母から届いたメールは、六年分の八十七通がすべて十文字より短いものでした。不登校だった娘のために、母は文字を削り続けていたの…
銭湯を営む夫が、妻の古い携帯に残された百八通の甘いメールを見つけてしまいます。差出人は見知らぬ番号。問い詰めた夜に明かされたのは、十七年分の沈黙と、ついに送られ…
事故で逝った親友から、命日の朝に届いた、たった一通のメール。指定された公園のベンチで一人過ごした夕暮れが、僕の家族の命を救いました。終点の海を夢見た二人の友情と…
声を荒らげることも、褒めることもなかった父が遺したのは、句読点さえない素っ気ないメールばかりでした。けれど一通だけ保護されていたメールには、面と向かっては決して…