悲しい話 愛しき娘へ残す手紙 2025/03/29 | 悲しい話 | 戦時中の話 素子、素子は私の顔をよく見て、にこにこと笑ひましたよ。 私の腕の中で安心したやうに眠りもしたし、また一緒にお風呂にも入りました。 お前が大きくなって、私のこ… 続きを読む 小さな黒猫の命 2025/03/25 | 悲しい話 | 猫 小学校の帰り道、裏門の近くで小さな黒猫の赤ちゃんを見つけた。 目は膿でふさがれ、ほとんど開いていない。 痩せ細った体を震わせながら、かすれた声で鳴いていた。… 続きを読む またどこかで会おうね 2025/02/24 | 仕事 | 家族 | 悲しい話 私は以前、病院で働いていました。看護師や医者ではなく、病院の清掃員です。 ある日、何も知らずに一つの病室に掃除のために入りました。部屋に入ると、そこにいたの… 続きを読む 約束の外遊び 2025/02/17 | 仕事 | 友情 | 悲しい話 私が入院していた時、隣の小児科病棟に白血病の5歳の男の子が入院していました。彼は生まれてから一度も外に出たことがないと聞きました。 ある日、病室から大声で泣… 続きを読む 雨の中の青年 2024/09/23 | ちょっと切ない話 | 恋愛 | 悲しい話 20年前、私が団地に住んでいた頃のことです。ある晩、会社から帰宅すると、団地前の公園で一人の男の子が、雨の中傘もささず、向かいの団地をじっと見つめていました… 続きを読む 被災からの救済と感謝 2024/09/08 | 兄弟姉妹 | 家族 | 悲しい話 | 震災に関する話 被災した時、私は中学生でした。家は完全に崩壊しましたが、たまたま外に近い部屋で寝ていたため、腕を骨折するだけで済み、何とか自力で脱出できました。しかし、奥の… 続きを読む 天国でも携帯が 2024/08/31 | ちょっと切ない話 | 兄弟姉妹 | 悲しい話 妹からの最後のメールを読んだ時、命の尊さと、失った者の残された悲しみがどれほど深いかを痛感しました。妹は白血病で苦しみ、わずか14歳でこの世を去りました。彼… 続きを読む 足りない時間 2024/06/13 | 仕事 | 悲しい話 私は医師として、人の死に接する機会が少なくありません。しかし、ある日の診察が、私の心を特別に痛めつけました。 少し前、一人の若者に余命宣告をすることになりま… 続きを読む 神戸からの少女 2024/05/20 | 心温まる話 | 悲しい話 | 震災に関する話 2年前、旅行先の駐屯地祭での出来事です。 例によって、特定の市民団体が来場し、場の雰囲気が少し重たくなっていました。そのとき、女子高生と思しき一人の少女がそ… 続きを読む 救いの手 2024/05/11 | ちょっと切ない話 | 兄弟姉妹 | 悲しい話 3年前の夏、金融屋として働いていた私は、いつものように債務者の家を訪れました。しかし、親は姿を消し、5歳の男の子と3歳の女の子だけが残されていました。 私は… 続きを読む Page 1 of 1612345Next ›Last »